
実年齢にかかわらず、からだの内側から輝くような美しさと生命力あふれる若々しさを維持・改善することこそが本当のエイジングケア医療であると思います。
従来の人間ドック・健診、外来診察は病気の早期発見・早期治療を目的としています。病気になってからでは、費用も時間もかかります。どんな病気に対してもですが”未病予防”は病気にならないための手段です。当たり前ですが、予防がしっかりできれば病気になることもなく、健康でいきいきとした生活を送ることができます。だからこそ早い段階で今の自分の身体を知ることもまた、いつまでも若々しくあるエイジングケアであると当院は考えています。
エイジングケアと
人間ドックの違い
人間ドック
病気になっているか
どうかを診断し、
早期治療に繋げます。
エイジングケア検査
老化の原因とは?
老化の原因はさまざまですが、酸化、糖化、遺伝子などが複雑に影響しています。今日でも日々新たな原因の発見や解明がなされておりますが、現時点でわかっていきている「老化の原因」をいくつかご説明します。

活性酸素によるサビつき
(酸化)
TVなどでもよく取り上げられていますが、老化の原因の中でも、直接的に影響していると言われるのが活性酸素です。活性酸素は、体内に侵入したウイルスや細菌を退治する役割を持ちます。しかし、ストレスや年齢によって、活性酸素を消去する酵素などの働きも弱まることにより、体内で必要以上に増えると、健康な細胞まで酸化させ、老化が進みます。酸化とは“サビる”ということ。細胞膜の脂質が変化したり、遺伝子が傷ついたりした結果、細胞の変異や死滅によって、白髪や肌のシミ・シワ、メタボリック症候群、物忘れ、動脈硬化やガンなどの老化現象や病気が起きるとされています。

酸化とともに予防すべきこげつき(糖化)
老化を早めるとされる悪玉物質に、AGE(終末糖化産物)があります。これは、体内の血糖値が急速に高くなるとつくられるものです。AGEは、体内のタンパク質にくっつき変性させ、動脈硬化や認知症、がんなど、さまざまな病気を引き起こすかもしれない、と言われています。またコラーゲンを攻撃し、肌の弾力や張力を衰えさせてしまいます。このような方におすすめします
仕事のパフォーマンスを
上げたい
仕事をもっとエネルギッシュにこなしたい。経営者や管理職では、エネルギーが必要です。いつまでも現役の気持ちで仕事に取り組みたい方。生活習慣病になりたくない
人間ドックや健康診断はしているけれど、最初から病気にならないために自分の体の事をちゃんと知っておきたい方。年齢以上に健康でいたい
いつまでも若々しくいたい。仕事をしていたって、主婦だって女性としての気持ちは同じ。いつまでも綺麗でいたいと思っている方。
料金メニュー
- 腸内フローラ検査(自宅で検体採取)
- 24,000円(税込)
- 尿ペントシジン(糖化ストレス検査)
- 9,000円(税込)
- 毛髪ミネラル検査 (有害物質)
※根元付近から約3cm、重さにして約0.1g採取させていただきます。
短髪のお客様の場合、3cm×3cmの正方形が埋まる程度の量が必要になります。
スキンヘッドのお客様はご利用いただけませんので、セット価格につきましては医師にご相談ください。 - 12,000円(税込)
- 尿中8-OHdG(酸化ストレス検査)
- 9,000円(税込)
- InBody体組成計(Dr.診察あり)
- 3,000円(税込)
- AGE検査(AGE…終末糖化産物)
- 3,000円(税込)
- FMD検査(FMD…血流依存性血管拡張反応)
- 7,500円(税込)
- スパイログラム検査(呼吸機能)
- 7,500円(税込)
- 骨密度
- 7,000円(税込)
- ABI検査(ABI…足関節上腕血圧比)
- 5,000円(税込)
- エイジングケア検査(血液(93項目)+尿検査のみ)
- 80,000円(税込)
- 合計
- 167,000円(税込)
※個別での検査も可能です。ただし組み合わせた方が良い検査もございますので、詳しくは医師にご相談ください。
- セット価格エイジングケア検査セット
- 140,000円(税込)
検査内容
尿中8-OHdG検査
日々の呼吸や生活により、体内では活性酸素が発生しています。活性酸素は強い酸化力を持ち、体外からの細菌などから体を守ってくれる役割などがあります。しかし一方で、これが過剰に発生すると体内の細胞まで酸化させてしまいます。過剰にできた活性酸素によって、細胞内のDNAが酸化されダメージを受けた状態をカラダのサビつきと呼んでいます。
酸化したDNAの一部は8-OHdGという別の物質になり、これが増えると老化や様々な病気につながると考えられています。
サビついたDNAは、自らの修復機能により8-OHdGを切り離して体外へ尿として排出します。このため、尿中の8-OHdGの量を測定することで、体のサビつき度を調べることができます。
AGE(終末糖化産物)検査
「糖化」とは、体内の余分な糖分がタンパク質と結びつき茶褐色のAGE(終末糖化産物)といわれる物質が生成され、その結果、身体が劣化することをいいます。AGEは、一度できたら分解されず、一生涯に渡って細胞内に蓄積されるというやっかいな存在で、肌のしみ、しわの原因となったり、糖尿病、動脈硬化、高血圧症、がん、腎疾患、骨粗鬆症、神経疾患など、加齢と関係性のある様々な疾患と関わっています。
糖は身体のエネルギー源として必要ですが、過剰になると、肌や身体の老化を促進させてしまうのです。不規則な食生活や甘いものによっても糖化は進むため、体内に糖を溜めない・減らす生活を心がけることが大切です。
FMD(血流依存性血管拡張反応)検査
血管は3層構造になっており、最も内側にあるのが血管内皮細胞です。
最近の研究で、動脈硬化は、血管壁の硬化に先立ち、血管内皮細胞の機能障害が潜行および先行するということがわかっています。この動脈硬化を予防するために、内皮細胞の機能が正常かどうか調べる必要があります。その動脈の機能を調べる方法として「FMD検査」があります。FMD検査は、血管の広がり具合を見て、内皮細胞の機能が低下していないか確認する方法です。動脈硬化の早期の段階を知る極めて有効な検査法です。
ABI(足関節上腕血圧比)検査
ABIとは足首と上腕の血圧の比のことで、動脈の狭窄や閉塞を評価する指標です。
健常人では足首の血圧は上腕の血圧よりやや高くなっていますが、下肢血管の動脈に狭窄や閉塞があると、その部分の血流が悪くなり血圧は低くなります。 このことから上腕と足首の血圧を同時に測定することで血管の狭窄の程度がわかります。FMD検査と異なり、ABI検査で足の動脈硬化が進んでいることがわかった場合には、全身の動脈硬化がかなり進んでいると考えられます。
スパイログラム(呼吸機能)検査
スパイログラムは肺機能検査のなかで最も基本的検査で,換気能力を計測する検査で、つまり肺から空気を吐き出す時の速さを計ります。空気を速く吐き出せなくなれば、それだけ空気の通り道が細くなっていることに、喘息の状態を正しく知ることもできます。またもう一つ重要な病気が肺気腫です。ひどくなると一日中酸素を吸っていないと苦しくてつらくなる病気で、喫煙者によく起こります。胸のレントゲンを撮っただけでは診断が難しく、スパイログラムを検査すると診断しやすくなります。
InBody検査
BMI(Body Mass Index)は臨床現場で広く活用されているにも関わらず、体重変化を評価するには不十分な指標で、多くの限界があります。体重計では体重の増減はわかりますが、体内の筋肉量や脂肪の量は詳しくわかりません。また見た目ががっちりとしているからといって筋肉の量が多いとも限りません。
InbodyではDSM-BIA法を用いて測定することにより、筋肉量や体脂肪量等の体重を構成する成分をそれぞれ分けて算出し、体内水分量、筋肉の量、脂肪の量、左右のバランスなどを客観的に確認することが出来ます。
毛髪ミネラル検査
毛髪は法医学検査でもその有効性は実証済みですが、有害ミネラルの体内蓄積推定の最善の検査です。毛髪中のミネラル量を検査し統計的解析をかけることにより、全身のミネラル(必須ミネラルの過不足や有害ミネラルの蓄積)を推測することが可能です。特に、わずかであっても毒性を発揮する有害ミネラル(水銀、ヒ素、鉛、カドミウム、アルミニウムなど)は、血液検査では濃度が低いことや変動が激しいことなどで正確に計りづらいのですが、毛髪には濃縮された形で含まれているため、測定も容易です。血液・尿検査は体内における「今」(即時的)な計測に対し、毛髪は特性上、体内の「今まで」(長期的)の体内状況を推定します。
腸内フローラ検査
腸内フローラの種類は1000種類以上、その数は約100兆個とも言われています。細菌たちには「エネルギー産生」、短鎖脂肪酸・ビタミン類・セロトニンなどの「物質代謝」や「免疫調整」、「感染症予防」、「肥満予防」など様々な働きがあります。近年、国内外の研究によって、様々な疾患と腸内フローラの関連が解明されてきており、大腸がん、潰瘍性大腸炎など腸に関わる疾患のほか、動脈硬化、糖尿病、アレルギー、鬱、リウマチ、認知症など、腸内フローラとの関連が解明されている疾患は多岐にわたります。自分の腸内フローラを知り、腸内フローラに合った生活習慣の改善をすることは、心臓・血管の病気の予防や再発に効果的です。
尿ペントシジン(糖化ストレス検査)
骨は「鉄筋コンクリート」の建造物によく似た構造をもっており、鉄筋に相当するのがコラーゲンと言う蛋白質で、コンクリートに相当するのがカルシウムからなるハイドロキシアパタイトです。そして、隣あうコラーゲン同志をつなぎ止める架橋(建造物に例えるならば鉄筋同志をつなぎ止めるビスのような役割)と呼ばれるものがあり、その架橋の善し悪し(「善玉架橋」と「悪玉架橋(悪い梁)」)が、骨の強さを決める重要な因子です。「悪玉架橋」の代表が、ペントシジンという物質です。骨質は血液や尿検査で調べることが出来ます。「血中のホモシステインという悪玉アミノ酸か、血中や尿中のペントシジン(悪玉架橋)の濃度を調べます。ホモシステインは悪玉の構造を増やすアミノ酸、ペントシジンは悪玉架橋そのものです。患者様が「骨質劣化型か否か」は、これらの検査で調べることができます。
骨密度
骨密度測定検査とは骨に含まれるミネラル、すなわちカルシウムの量を測定する検査です。骨折の危険性を診断するうえで有効な手法であるとされています。社会の高齢化に伴い骨粗鬆症患者が増加している現在、欠かすことのできないものとなっています。骨密度の測定法には、いくつかありますが、当院では最も信頼性の高いDEXA法(二重エネルギーエックス線吸収測定法)を用いた装置で検査を行なっております。DEXA法とは2種類のエネルギーの放射線を検査部位に当てて、透過したそれぞれの放射線のエネルギーの減衰から骨密度(骨塩量)を測定する方法です。